マンション購入を考えていて「デベロッパーって何？どうやって選んだらいい？」「どんなデベロッパーがおすすめ？」など、デベロッパーの役割や選び方について疑問を持っている方は多いでしょう。
信頼できるデベロッパーを選べば、満足度の高いマンションを購入できる可能性が高くなります。
ここでは、デベロッパーの特徴やデベロッパー選びの4つのポイントについて解説します。
目次
1.デベロッパーとは
デベロッパー（Developer）とは、街や土地の開発を行う不動産会社のことで、次のような事業を展開しています。
・街の再開発
・マンション開発
・大規模な宅地造成 など
土地の取得や企画、建設、販売など総合的に関わります。
また、デベロッパーが企画した物件等を建築・施工するのがゼネコンです。
2.「メジャー7」と「中小デベロッパー」
デベロッパーは「メジャー7」と「中小デベロッパー」の大きく2つに分けることができます。
メジャー7とは、数あるデベロッパーの中で規模が大きく知名度が高い7社のことで、以下の通りです。
・三菱地所レジデンス
・三井不動産レジデンシャル
・東京建物
・住友不動産
・野村不動産
・東急不動産
・大京
いずれも総合的な開発を行っており、物件価格は高い傾向がありますが、信頼感があり人気は高いです。
新築マンションポータルサイト「メジャーセブン」を7社で共同運営もしています。
一方、中小デベロッパーには、次のような不動産会社があります。
・積水ハウス
・大和ハウス工業
・穴吹工務店
・大和地所レジデンス
・コスモスイニシア
・タカラレーベン
メジャー7ほどの規模ではないとはいえ、どの不動産会社も歴史が長く実績豊富で、信頼感や人気も高いです。
オーソドックスなデザインのマンションだけでなく、斬新な物件もたくさん生み出しています。
3.デベロッパー選びの5つのポイント
デベロッパーを選ぶ際のポイントは「経営」「実績」「シェア」「評判」「サポート」の5つです。
これらのポイントをチェックすることで、信頼できるデベロッパーを選びやすくなります。
デベロッパーを選ぶ際の以下5つのポイントについて見ていきましょう。
・経営が安定している
・実績が豊富である
・シェアの高さ
・評判が良い
・サポートが充実している
1つずつ、解説します。
●経営が安定している
デベロッパーを選ぶポイントの1つが、経営が安定していることです。
経営が安定していないと、コストカットによって人員や工事工程、材料などを極限まで省くためです。
また、倒産してしまったら、物件にトラブルが発生した場合の責任の所在が不透明になり、安心できるサポートも受けられない可能性があります。
「減収減益が続いている」「自己資本比率が低く債務超過の危険性もある」「経営悪化で希望退職者を募集している」など、経営に関する悪いニュースがあるデベロッパーは、慎重に判断してください。
●実績が豊富である
マイホームは人生最大の買い物であり、大切な家族が何十年と暮らすため、実績豊富で多くのノウハウをもっているデベロッパーの方が安心感があります。
また、実績豊富な不動産会社は販売数が多いため、資材の大量購入によるコスト削減が可能です。
コストパフォーマンスの高い物件をつくれる可能性があります。
●シェアの高さ
シェアの高さもデベロッパーを選ぶポイントの1つです。シェアが高いということは、「立地が良い」「デザイン性が高い」「設備が豪華」「サポートが良い」など、多くの人がそのデベロッパーの物件に魅力を感じているということです。
興味があるデベロッパーがどのくらいのシェアを誇るか確認しましょう。
●評判が良い
デベロッパーを選ぶ際は評判も確認しましょう。
デベロッパーのホームページには良い情報しか載っていないからです。
評判を確認すれば、実際に利用した人の声がわかります。
利用者の意見を知れば、デベロッパーの実態も掴みやすくなります。
●サポートが充実している
デベロッパーによってサポート内容が異なります。
サポート内容が充実していれば、入居後に困ったことがあっても、無償ですぐに対応してもらえるため安心です。
サポートが充実していないデベロッパーだと、費用はかかりますし、不安でストレスを抱えることになります。
サポート内容が充実しているデベロッパーを選ぶようにしましょう。
デベロッパーを選ぶ際は、これら5つのポイントを確認するようにしてください。
4.まとめ
ここでは、デベロッパーの特徴やデベロッパー選びの5つのポイントについて解説しました。
信頼できるデベロッパーを選べば、満足度の高いマイホーム生活を実現可能です。
ここで紹介した5つのポイントを参考にして、デベロッパー選びを進めてみてください。
また、住宅購入の前に無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修：ファイナンシャルプランナー（ＦＰ） 高橋成壽
