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住宅購入後の後悔の最多は「広さ」国が定めた「快適な住まいの条件」あなたの家族構成なら?

国が定めた快適な広さ

家を買い住み始めた後で「もう少し●●だったらよかったのに」と後悔する人は後を絶ちません。フリエ住まい総研の調査によると、実に84%の人が何らかの後悔や不満をもったそうです。その中でも不動産会社もハウスメーカーも予算がオーバーするので教えたがらない、国が定めた「快適な住まいの条件」の1つである、住まいの面積を中心にお伝えします。

■不動産会社もハウスメーカーも知っている住宅への不満トップ5

国土交通省が令和3年3月に定めた「住生活基本計画」には「結婚・出産を希望する若年世帯・子育て世帯が安心して暮らせる住生活の実現」という項目があります。

その中で、子育て世帯の住宅に関する不満率という調査結果があります。

1位 収納の多さ、使い勝手 42%

2位 防犯性 32%

3位 地震時の安全性 30%

4位 広さや間取り 29%

5位 通勤・通学の利便性

出典:厚生労働省 住生活基本生活(令和3年3月)

住もうよ!マイホームでは、特に1位の「収納の多さ、使い勝手」、4位の「広さや間取り」の不満があることを知っておいて欲しいと考えています。

一言で言うとあなたが買おうとしている家は「狭い」のです。

広ければ、後で間取りを変更する余地があります。また、追加で収納を設置することができます。狭ければ、間取りの変更余地がなく、収納を設置するスペースもありません。

■居住面積の考え方

狭いことが不満の原因となっていることはわかったけど、「狭く感じない広さってあるの?」

と疑問を持った方もいるでしょう。実はそれも公開されているのです。まずは、最低限必要な広さが定められています。

各間取りに必要な面積(厚生労働省ウェブサイトより抜粋)

(1)最低居住面積

賃貸物件の広さと間取りだと考えるといいでしょう。

以下の広さです。賃貸物件の広さだと考えるといいでしょう。

単身者:25平米(ワンルームマンションの広さ)

2人世帯:30平米(広めのワンルームマンションの広さ)

3人世帯:40平米(1LDK、2DKの広さ)

4人世帯:50平米(2DK、2LDK、3DKの広さ)

新婚や子どもが生まれたばかりであれば、この広さでも十分です。ただ、住み心地がいいとは言えません。

(2)豊かな住生活(マンション)

分譲マンションの広さと間取りだと考えるといいでしょう。

単身者:40平米(1LDK、2DKの広さ)

2人世帯:55平米(2LDK、3DKの広さ)

3人世帯:75平米(3LDK、4DKの広さ)

4人世帯:95平米(4LDKの広さ)

最近の分譲マンションで上記の広さは確保できていないでしょう。ひと昔前の分譲マンションの広さだと考えると良さそうです。中古マンションであれば、快適な広さのマンションの選択肢が見つかるでしょう。

(3)豊かな住生活(戸建て)

建売、注文住宅の広さと間取りだと考えるといいでしょう。

単身者:55平米(2LDK、3DKの広さ)

2人世帯:75平米(3LDK、4DKの広さ)

3人世帯:100平米(4LDKの広さ)

4人世帯:125平米(4LDKプラスアルファの広さ)

これくらいの広さの戸建てだと快適な住生活を送ることが出来そうです。

国土交通省ウェブサイトから抜粋

この水準を知っていれば、子どもが小さいうちであっても適切な家の広さを把握することができます。狭くなったら住替えましょうというマンションのセールストークがあり、リセールバリューの高い家を買うことを勧められると思います。しかし、あらかじめ適切な家の広さを知っておけば、何度も家を売買する必要も、何度も住宅ローンを組みなおす必要もありません。広い家なら、将来エアビーアンドビーなどで賃料を得ることもできるかもしれませんね。

■その他の一般的な後悔すること


完璧な状態で家を買うことは不可能ですが、
参考にして「後悔しないよう、後悔する可能性を減らせるよう」
購入前に注意深く検討することが大切です。

①予算の後悔

後悔ポイント:住宅購入後に、予算を超えた住宅ローンの支払いと管理費・修繕費の支払いがあり生活が苦しくなる。

対策:購入前にしっかりと予算を検討し、ローンの返済計画に無理がないか考える。
不定期支出(一定期間毎に発生するリフォームや修繕、家具・家電の購入費用など)も考慮する。

②立地の後悔

後悔ポイント:通勤・通学に時間がかかる、生活環境が合わない、近隣の騒音問題など。

対策:購入前に周辺環境をよく調査し、実際にそのエリアで生活することを想定してみる。
できれば昼夜、平日・休日と異なる時間帯に訪れてみる。
子どもが多すぎる、高齢者ばかりで将来に不安、なども見えてくるかもしれません。

③住居の広さや間取りの後悔(←今回のテーマはこちらを中心にしています。)

後悔ポイント:住み始めてから、部屋が狭すぎる、収納が足りない、家族構成の変化に対応できないなど。

対策:現在のニーズだけでなく、将来的な家族構成やライフスタイルの変化を考慮した上で、適切な広さや間取りを選ぶ。
理想は一人一部屋、プライバシーが確保できたほうがいいでしょう。
子育て中は病気や受験・試験勉強に集中できる間取りだといいでしょう。
狭くてもいいので、働く人ごとに書斎や仕事のできるスペースもあるとさらに便利です。
一定の予算で家を売りたい不動産会社は指摘してこない要注意ポイントです。

④住宅の品質や設備の後悔

後悔ポイント:購入後に欠陥が見つかる、水回りのトラブル、断熱性能が低くて寒い・暑いなど。
通勤時にエレベーターが来ない、エレベーターが満員で乗れないといった事例もあります。

対策:購入前に専門家に依頼して住宅の状態をチェックしてもらう。新築の場合は施工業者の評判や保証内容を確認する。

⑤交通利便性や公共施設の充実度の後悔

後悔ポイント:最寄り駅やバス停が遠く、買い物や病院が不便など。
バス便は雨天時に移動の時間が読めなかったり、将来的な減便、廃便の可能性がありませんか?
商店街の活気も生活満足度に影響を及ぼします。
シャッター商店街になっていませんか?

対策:交通アクセスや近隣の商業施設、病院、学校などの位置を確認する。日常生活の利便性をシミュレーションしてみる。

⑥近隣住民との関係の後悔

後悔ポイント:隣人トラブルや地域の雰囲気が合わないなど。
世帯収入が似ていた方が、相互理解が進む可能性があります。
無理して高収入世帯の住むエリアに住むと、色々と大変な場合があります。

対策:購入前にその地域のコミュニティについて調べる。近所の人々と少し話してみることで雰囲気を感じ取る。

⑦将来の資産価値の後悔

後悔ポイント:購入後に住宅の資産価値が下がり、売却時に損をする可能性がある。

対策:立地や地域の将来性をよく調査する。将来的な再開発計画やインフラ整備の予定なども確認しておく。
住宅購入は人生の大きな決断の一つです。後悔しないためには、事前の調査と計画が重要です。
慎重に情報収集し、自分や家族のニーズに合った最適な住宅を選ぶよう心掛けましょう。
売却を考えず、一生住む前提であれば資産価値を気にする必要性は低くなりますが、
50年後に建て替えることは想定しておきましょう。

執筆:高橋成壽 ファイナンシャルプランナー

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