住宅購入にFP相談はキケン?

「住宅購入の時にfpに相談をしたい」「fp相談は危険?」
と気になっている方もいるでしょう。

fpはお金の専門家であり、住宅購入という人生でもトップクラスの買い物をする時の相談相手には最適です。とはいえ、fp相談は危険なのかと心配に感じている方もいるかもしれません。

今回の記事では、

・住宅購入でfp相談は危険なのか
・住宅ローンの落とし穴
・fp相談の時に気をつけること

について詳しく解説します。住宅購入の予定がある方、fp相談を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

1.住宅購入でFP相談は危険?

fpはファイナンシャルプランナーの略であり、お金や家計に関する専門家のことを指します。資格職であり、専門家に相談したい方にとっては最適の相手と言えます。

とはいえ、「危険ではないのか?」と不安を感じている方もいるかもしれません。結論から言うと、fpに相談するのは危険ではありません。むしろ安心で頼りになると言えます。

今回の記事の初めに、fp相談が危険ではなく安心な理由を解説します。

(1)FPはお金のプロ

先述したとおりfpはお金のプロです。家計全般だけでなく、保険や金融資産の運用、税金、不動産などについての知識を豊富に持っています。なので、家計の悩みやお金に関する不安を相談するのにはぴったりです。

住宅購入は人生で最大の買い物とも言われています。何千万単位でお金を使うので、お金の専門家であるfpへの相談するのが一番でしょう。

(2)住宅ローンにも詳しい

fpは住宅ローンに関する知識も持っています。

住宅ローンには数多くの種類があり、素人が自分に合っている商品を選ぶのは非常に難しいです。そこで重要なのがfpによるアドバイスです。住宅ローンの仕組みや知識について教えてもらい、自分に合ったものを選ぶための助言をもらうことで、住宅ローン選びの指針ができるはずです。

fpの力を借りれば、自分の現状を踏まえてより最適な住宅ローンを選ぶことが可能になります。

(3)住宅購入の資金の相談もできる

住宅購入のためには、何千万というお金が必要です。すべてを住宅ローンで借りることもできますが、頭金としてまとまった金額を先払いしたほうが、返済が楽になります。

また、頭金だけでなく、住宅を購入するにはある程度のお金が必要です。例えば仲介手数料や不動産取得税、保険料などといった費用は先払いになることもあります。

こういった、住宅に必要な資金を用意する時にもfpに相談することができます。

(4)ライフプランの設計も可能

ライフプランとは人生計画のことです。将来叶えたい夢や子供の進学についてなどのライフイベントを時系列に並べて表にしたものです。

子供を大学に行かせたいといった希望や、老後の生活についてなどを反映させることができるので、将来の見通しを立てるのに役立ちます。

また、子供の教育費などいつまでにどのくらいのお金が必要かも一目でわかります。ライフイベント毎に必要な費用を見積もってもらうこともでき、住宅ローンの返済と合わせてお金の計画を立てることもできます。

(5)老後までの資金計画も立てられる

老後の生活費は誰しもが不安に感じることです。fpに相談すれば、老後の生活に関する不安も解決することができるでしょう。

例えば、ライフプランを立てることで自分の人生に必要なお金を計算することができます。その上で、老後の生活費をどのくらいまで用意できるかを求めると良いでしょう。老後までにいくら貯めることができるかわかれば不安も和らぐはずです。

もし、老後の生活費が足りないとなった場合も、今からなら十分に用意することができます。家計を見直して貯金額を増やしたり、ライフプランを再設計することで、希望の額を貯金できるようになるでしょう。

(6)中立の立場でのアドバイスがもらえる

住宅購入について、住宅会社や不動産会社に相談をすると、どうしても提供しているサービスや住宅ローンについての偏ったアドバイスになってしまいます。営業をされることもあり、公平な立場でのアドバイスとは言えないかもしれません。

fpならそういった心配も無用です。住宅会社に雇われているfpでない限り、fpは中立の立場です。偏った意見ではなく中立の立場から、本当に必要な情報を提供したりアドバイスをします。

(7)お金に関する不安はFP相談で解決

お金に関する不安はfpの得意分野とも言えます。不安がある場合も、fp相談で解決することができるでしょう。

fpに相談すると住宅購入や住宅ローンについてだけでなく、家計全般の問題についても解決することができます。この機会にfpへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。

住もうよマイホームでは、無料でプロのfpに相談することができます。興味のある方は一度資料請求から始めてみてください。

2.住宅ローンの落とし穴

住宅ローン選びはとても難しく、落とし穴もたくさんあります。住宅ローンを選ぶ前に注意点や気をつけるべきことについて知っておきましょう。

主な落とし穴として以下の6点があります。

・自分に合った住宅ローンの選び方

・予算の決め方

・頭金の必要額

・毎月の返済額が安ければ安心か

・金利の選び方

・ローンが返せなくなった時はどうするのか

各項目について詳しく解説します。

(1)自分に合った住宅ローンの選び方は?

住宅ローンにはたくさんの種類がありますが、その中から自分に合ったものを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?

住宅ローンを選ぶには、まず自分の希望の借入額を求めておく必要があります。基本的に借入額は、土地代や住宅代、税金、手数料、保険料など住宅購入に必要なお金の合計から、頭金など現金で支払う額を引いた金額になります。希望の借入額を借りられるような住宅ローンを選ぶようにしてください。

住宅ローンの融資可能額は、年収や年齢、勤め先の企業など様々な要素によって異なります。いろいろな条件を加味した上で「ここで借りる!」と決めたとしても、審査に通らなかったり希望額を借り入れられなかったりするかもしれません。

(2)予算はどうやって決める?

住宅を購入する前には予算を決める必要があります。現在用意できる頭金の額と、返済できる額をもとにした住宅ローンの借入額が予算になります。

返済できる金額は、毎月余裕を持って返済できる額に12をかけて。返済可能な年数をかけたものになります。ただし、返済する時には金利も支払わなければならないので注意してください。

(3)頭金はどのくらい必要?

頭金は、住宅を購入する時にまとめて現金で払う金額を指します。

頭金が多ければその分住宅ローンの借入額が少なくなります。借入金額が少なければ金利として支払うお金も少なくなるので、総額を減らせるというメリットがあります。さらに、頭金の額が多いとその分金利が低い住宅ローンを利用できるようにもなります。

頭金の額は、一般的に住宅購入金額の2〜3割が目安とされています。もちろんこれより少なくても構いませんが、上記のメリットを享受するためにもある程度の金額を用意していたほうが良いと言えるでしょう。

(4)毎月の返済額が安ければ安心?

住宅ローンを利用する人の中には「毎月の返済額が安ければ安心」と感じている人もいるかもしれません。しかし、安ければ良いと言うわけではないので注意が必要です。

毎月の返済額が少なくても、返済期間が長ければその分金利として支払う金額が大きくなります。すると、支払い総額は高くなります。

さらに、返済期間が長期になると融資を行なってくれない金融機関があるので気をつけましょう。

返済額が高いと家計が苦しくなりますが、少なくても長期間ダラダラと返済し続けることになります。返済額を決める時は無理のない額かつなるべく短期間で返済できるような額にしてください。

(5)金利はどれを選ぶ?

住宅ローンの金利には変動金利型、固定期間金利選択型、固定期間金利選択型の3種類があります。

変動金利型は市場金利に合わせて金利が変化するものです。市場金利が低くなれば返済額が少なくなるというメリットがあります。反対に、市場金利が大幅に上昇すると返済額が多くなると言う危険性もはらんでいます。

全期間固定金利型は、借入期間中の金利が固定されているタイプです。借り入れの時点で返済総額がわかるので、返済計画を立てやすいです。ただし、変動金利型よりも金利が高いというデメリットもあります。

固定期間金利選択型は、変動金利型と固定金利型の両方の要素を掛け合わせたものです。最初の数年間は固定金利であり、そのあとは固定金利か変動金利か選べるようになります。その時の市場金利に合わせて選択できるので、より効率よく返済することもできるでしょう。

金利タイプを選ぶのは難しいです。将来の市場金利が下がりそうと思うなら変動金利を選んだ方が得ですが、予想に反して上がった場合は返済額が増えてしまいます。どのタイプが正解ということはないので、よく考えた上で後悔のない選択をするのが一番です。

(6)ローンが返せなくなった時はどうする?

住宅ローンが返済できなくなった場合、まずは滞納として督促状が届くようになります。督促状に反応がない場合は、電話がかかってきたり内容証明郵便が届いたりします。

それにも応じなければ保証会社が返済を肩代わりした上で、保証会社からの返済請求が届きます。その後返済ができないと、家が差し押さえられて競売にかけられます。差し押さえは強制的に行われるため、返済以外で抵抗することはできません。

家を失わないためにも、ローンの返済が滞らないような返済額を設定するようにしてください。

3.FP相談の時に気をつけること

fp相談をすることで、住宅購入に関する悩みを解決することができます。しかし、相談時には以下の4つの点に注意をしてください。

・現在の家計の収支を伝える

・住宅に関する情報や資料を準備する

・将来について計画しておく

・隠し事はしない

今回の記事の最後に、この4つの点について説明をします。

(1)現在の家計の収支を伝える

住宅購入の予算を立てたりライフプランを設計するには、現在の家計の収支が欠かせません。収支がわかるものを用意していくようにしましょう。

収入がわかるものには収入証明書や給料明細があります。副業などで複数の収入がある場合は全ての書類を持っていきましょう。

支出がわかるものとしては家計簿などが挙げられます。家計簿をつけていないのなら大まかな支出がわかるものでも構いませんが、自分の支出を把握するためにも家計簿はつけておいた方が良いです。

(2)住宅に関する情報や資料を準備する

希望する住宅がある程度決まっているのなら、住宅に関する資料も持っていくようにしましょう。資料だけでなく、情報などもあれば用意していくのをお勧めします。

住宅の候補がいくつかあるのなら、なるべく全ての資料を持っていくようにしてください。

(3)将来について計画しておく

fpの相談においては、ライフプランを設計することがあります。

ライフプランを作るためには自分の将来についてイメージを持っている必要があります。将来したいことや夢などがあれば積極的に計画しておきましょう。

自分だけでなく、家族についての希望も挙げていくとより良いです。特に子供の教育については、将来のお金にも関与するのでなるべく詳しく考えておくことをおすすめします。

(4)隠し事はしない

家計やお金に関して話すとき、恥ずかしさからつい隠し事をしてしまう人がいます。しかし、予算やライフプランを作る上で、隠し事があると正確な計画が立てられなくなります。

恥ずかしいという気持ちは捨てて、なるべく全ての情報を伝えるようにしましょう。

4.まとめ

今回の記事では、住宅購入時にfp相談は危険かどうかということを説明しました。結果としては、住宅購入の際にfpに相談することは危険ではなく、とても安心です。fpだからこそ相談できることもあるので、住宅を購入する際はぜひ相談をしてみてください。また、住宅ローンを選ぶ時にはいくつかの注意点がありますので、よく考えた上で選ぶようにしましょう。少しでも不安や心配があるのならfp相談を活用することをお勧めします。