家探しをしていて「新興住宅地と古い住宅地はどっちがいいの?」「それぞれのメリット・デメリットは?」など、疑問を持っている方は多いでしょう。
そこで今回は、新興住宅地と古い住宅地のメリット・デメリットについて解説します。
目次
1.新興住宅地のメリット・デメリット
新興住宅地と古い住宅地では特徴が異なるため、事前にメリット・デメリットを把握して、自分たちの希望する条件に合う方を選ぶことが大切です。
新興住宅地のメリット・デメリットは以下の通りです。
●メリット
・同世代のファミリーが多い
・入居タイミングが同じなのでコミュニティを作りやすい
・近くに公園や商業施設がある
新興住宅地のメリットは、他の世帯と入居時期がほとんど一緒なので交流しやすいことです。
住宅地のコンセプトやターゲットが明確なので、同じような家族構成の人が集まるため、親・子どもともに友達ができやすい環境と言えます。
公園や学校、商業施設が近くにあり、生活環境が良いのも魅力です。
●デメリット
・郊外のため交通の便が悪い
・建築条件付き土地の場合がある
新興住宅地のほとんどが郊外にあるため交通利便性は良くないことが多いです。
また、建築条件付きの土地で不動産会社を選べない場合もあります。
2.古い住宅地のメリット・デメリット
一方で、古い住宅地には次のようなメリット・デメリットがあります。
●メリット
・つながりが強いので防犯面で安心
・交通利便性が良い場所も多い
古い住宅地は、長年住んでいる人たちのコミュニティが形成されており、つながりが強いため防犯面で安心です。
また、駅近の住宅地などもあり、交通利便性が良い場所も多いです。
●デメリット
・同世代のファミリーが少ない
・コミュニティの中に入りづらい
新興住宅地のように同世代のファミリーが少なく、近所で子どもの友達もできにくいのがデメリットです。
また、コミュニティが形成されているため、入りづらい場合があります。
このように、新興住宅地と古い住宅地では特徴に違いがあるため、自分たちに合う方を選びましょう。
3.外観は同じでも立地で条件が異なる
住宅地の建売住宅は、多くが外観が同じまたは非常に似ています。
しかし、外観は同じでも、区画の場所によって採光や風通し、景色が変わり、有利・不利が決まります。
例えば、区画によって、リビングが南向きの場合もあれば、西向きや東向きの場合もあります。
目の前が開けて風通しが良い家もあれば、風通しが悪く湿気が溜まりやすい家もあります。
同じ建売住宅でも、区画によって条件が異なり、価格にも差が出ます。
4.まとめ
新興住宅地と古い住宅地は特徴が異なるため、自分に合った住宅地選びをすることが大切です。
また、区画によって条件が違うので、慎重に物件選びを進めてください。
そして、物件選びと並行して、住宅購入の前には無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽