変動金利?固定金利?住宅ローン3つの金利タイプの特徴

住宅購入を考えていて「固定金利と変動金利は何が違うの?」「住宅ローンはどの金利タイプを選んだらいい?」など、金利タイプについて疑問を持っている方も多いでしょう。
どの金利タイプを選択するかで、毎月返済額や総返済額が変わり、資金計画に影響を与えます。
ここでは、全期間固定金利型・変動金利型・固定期間選択型の3つの金利タイプの特徴やメリット・デメリットを解説します。

目次
1.全期間固定金利型
全期間固定金利型は、借入期間中の金利が一定の住宅ローンです。
ローン完済まで同じ金利が続きます。
毎月の返済額が一定で、金利上昇リスクを回避できるのが特徴です。
●メリット
・返済計画が立てやすい
・市場金利が上昇しても金利は一定
●デメリット
・他の金利タイプよりも当初の金利・返済額は高くなる
・市場金利が下落してもローン金利は変わらない
今後、金利上昇が考えられる場合や計画的に返済したい人におすすめです。
2.変動金利型
変動金利型は、半年ごとに金利が見直され、5年ごとに返済額が変わります。
全期間固定金利型や固定金利選択型よりも金利が低めに設定されており、目先の返済額が安いのが特徴です。
●メリット
・固定金利より金利が低い
・目先の返済額が安い
●デメリット
・金利が上がる可能性がある
・返済額が高くなる恐れがある
しばらく金利上昇が考えられない場合や目先の返済額を安く抑え、積極的に繰上返済をしたい人におすすめです。
3.固定期間選択型
固定期間選択型は、3年や5年、10年など、一定期間金利が固定されるタイプです。
金利は全期間固定金利型と変動金利型の中間です。
一定期間終了後は、再度期間を選択したり変動金利型へ移行できるプランもあります。
●メリット
・一定期間金利や返済額を固定できる
●デメリット
・一定期間終了後に金利・返済額が上がる可能性がある
・変動金利型より金利が高い
「子どもの教育費がかかるので数年間は返済額を一定にしたい」など、ライフスタイルに合わせて、その都度返済方法を見直したい人におすすめです。
このように、全期間固定金利型・変動金利型・固定期間選択型では特徴やメリット・デメリットが異なります。
4.まとめ
ここでは、全期間固定金利型・変動金利型・固定期間選択型の3つの金利タイプの特徴やメリット・デメリットを解説しました。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った金利タイプを選ぶようにしてください。
また、住宅購入の前に無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽
