マンション購入お得な選び方!中古?新築?階数・方角は?

マンションのチラシを見たとき、部屋によって価格が変わっていることに疑問を感じた方は多いのではないでしょうか。
価格が高いほど、基本的には住みやすい部屋となりますが、では価格の高い部屋を選ぶようにすればいいのかというと、価格以外にも注目するポイントがあるのです。
ここではマンションの部屋選びのポイントについて紹介します。

目次
1.マンションの価格を決める3要素
マンションの価格を決めるのは「階数」「位置」「方角」の3つの要素になります。
1.階数
まず階数は基本的に高層階になるほど価格が上がります。これは、階数が高いほど日当たりと景観の条件がよくなるためです。
ただし、階数が高い部屋はエレベーターの待ち時間が長い、災害時の避難に時間がかかるといったデメリットもあります。
2.位置
次に部屋の位置ですが、もっとも価格が高くなるのは角部屋です。その理由は隣の部屋と接している1面以外は窓が設置でき、日当たりと風通しに優れるためです。
また、玄関の前を人が通ることが少ない点もメリットとなります。
ただし、中部屋は周りを部屋に囲まれていることから、冬場は熱効率がよいというメリットがあります。
3.方角
最後に方角はリビングが南側にあって日当たりに優れる部屋がもっとも高く、逆に北側にある部屋がもっとも価格が安くなります。
なお、リビングが東側の部屋は午前が明るく、西側の部屋は午後が明るい点も覚えておくとよいでしょう。
2.新築・中古マンションのメリットとデメリット
マンション購入の際、やはり新築か中古かで迷う人は多いのではないでしょうか。
新築・中古の両方にメリットとデメリットがありますので、ここではそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
■新築マンションのメリットとデメリット
まず新築マンションのメリットは、設置されているものが全て新品であり、また、最新の設備となっていますので、安心感があります。
また、新築マンションは10年以上の長期保証が付いているなど、アフターサービスが充実している点もメリットとして挙げられます。
一方、新築マンションのデメリットは、価格が高いにもかかわらず、新築物件は資産価値の減少が大きいため、資産運用の面では不利となります。
■中古マンションのメリットとデメリット
次に中古マンションのメリットは、販売価格が割安であること、リフォームをすることで自分好みの間取りに変更が可能な点が挙げられます。
一方、中古マンションのデメリットは、管理費および修繕積立金が新築に比べて高いケースが多く、月々の維持費が新築と比べて割高となります。
また、リフォーム内容によっては費用が高額になる場合がある点も注意が必要です。
3.まとめ
マンション購入の際、価格が高い部屋が必ずしも自分の生活に合った部屋であるとは限りません。
自分のライフスタイルに合った「階数」「位置」「方角」を考えて部屋を選ぶようにしましょう。
また、新築マンション・中古マンションの両方にメリットとデメリットがありますので、新築・中古の両方を比較して購入を検討すると幅広い検討が可能です。
住宅購入の前に無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽
