マイホーム選びのポイントは価格、エリア、広さ、物件タイプ

漠然と「マイホームが欲しいな」と考えていても、条件が決まっていなければ探すのが大変です。
ここで紹介する「価格」「エリア」「広さ」「物件タイプ」の4つのポイントを明確にすることで、具体的にマイホーム選びを進められます。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。

目次
1.価格
まずは予算を決めましょう。
「毎月●万円までの支払いなら大丈夫だから、ローン借入額は■■■■万円。自己資金を▲▲万円出すから、物件の予算は●●●万円」のように、毎月の支払いや現在の家賃をベースにして考えます。
「■■■■万円まで借入れできるのでギリギリまで利用しよう」と借入額をベースにすると、毎月の返済負担が大きく、返済が難しくなる可能性があります。
将来、何が起こるかわからないため、予算は余裕のある設定にするのが基本です。
2.エリア
「駅から近くて便利な場所」
「駅から遠くて住環境が良いところ」
「子どもの学校区」
「通勤に20分以内の場所」
など、人によってエリアの設定条件は異なります。
マイホーム購入後は立地を動かすことはできませんので、どのようなエリアにマイホームを持ちたいか家族で話し合いましょう。
3.広さ
部屋の広さや間取りなど、今だけではなく将来のことも考えて希望条件を設定しましょう。
家族構成や子どもの年齢によって、条件は大きく変わります。
また、部屋が広くなるほど価格は高く、部屋が狭いほど価格は安くなるのが一般的です。
将来や予算を考えた上で、物件の広さを決めてください。
4.物件タイプ
一戸建てやマンション、新築と中古など、どの物件を希望するかで探し方や他の条件、見るポイントなどが変わります。
例えば、中古物件の場合、1981年6月からは新耐震基準が施工されていますが、それ以前は旧耐震基準になります。
新耐震基準からは震度6以上の地震に耐えられることが基準となりましたが、旧耐震基準は震度5強程度の地震に耐えられることが基準でした。
そのため、築古物件を選ぶ場合は、耐震基準に違いがあることを理解した上で判断しなくてはなりません。
5.まとめ
ここで紹介した「価格」「エリア」「広さ」「物件タイプ」の4つのポイントを明確にすることで、マイホーム選びを具体的に進めやすくなります。
それぞれのポイントについて、家族でじっくりと話し合うようにしてください。
そして、住宅購入の前に無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽
