どちらを選ぶ?戸建てとマンションの実態を比較しました

夢のマイホームを探すときに「戸建て住宅」or「マンション住宅」の選択を迫られている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうとイメージだけで「戸建て」と「マンション」を選択するのは非常にリスクが高いです。
あなたの固定概念だけでマイホーム探しをしてしまうと取り返しのつかない事態に発展するかもしれません。
そこで本記事では、「戸建て」と「マンション」の実態を簡潔にまとめています。
本記事を一読し、「戸建て」と「マンション」の基礎知識を深く理解してからあなたにあった理想のマイホームを購入してください。

1 「戸建て住宅」の実態
戸建て住宅に関するよくある間違いは以下の点です。
・マンションより固定資産税が安い
実は戸建てよりマンションの方が固定資産税は高い傾向にあります。マンション住宅のおおくは鉄筋コンクリート構造のものがおおく、木造住宅よりも建物評価額が高くなります。建物評価額が高くなれば、固定資産税も高くなるので、土地の面積だけで判断するのは危険です。
・マンションより資産価値が低い
住宅の資産価値は土地と建物で決まります。マンションは1住戸あたりの土地の所有割合が低いため、建物の価値がそのまま資産価値として残ります。一見、建物の価値は年々減少することから長期的な資産価値としては戸建ての方が有利に働くと感じる人も多いです。しかし、戸建ての建物は約20年で資産価値がゼロになってしまします。一方、マンションは約50年間かけて減少していくので、土地分を考慮しても資産価値が高い特徴をもっています。
・自由に間取りを設計できない
戸建て住宅にすれば自由に間取りを設計できると思っている人も多いのではないでしょうか。実際は周囲の環境によって制限されるケースが多く、同じ広さの土地でも、建てられる家の広さ等も異なります。
2 「マンション住宅」の実態
マンション住宅に関するよくある間違いは以下の点です。
・共用施設が便利すぎるマンションは危険
マンションの共有施設は整っているに越したことはありませんが、必要のない施設が多いマンションは危険です。なぜなら、基本的に共用スペースは施設管理費という支出が発生するからです。マンションの購入を考えている人は共用スペースの管理費についても確認しておくことが重要です。
・戸建てより高くなるケースが多い
戸建てよりマンションのほうが比較的安価で購入できると考えている人は気を付けましょう。同じ立地や広さで考えたときに戸建てよりマンションの方が高くなる傾向にあります。資産価値でご紹介したようにランニングコストはマンションの方が高いという認識でいてください。
・日当たりが多いとは限らない
高層マンションを購入したからといって日当たりがいいとは限りません。日当たりの良し悪しは方角だけではなく、部屋の位置やリビング形状、部屋の材質から周辺環境によって大きく変わります。モデルハウスや住宅イベントでは日当たりの確認も忘れないで行いましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽
