超低金利時代!金利と住宅ローンの関係を徹底解説

多くの方が「少しでもお得にマイホームを購入したい」「ローンの返済負担を軽くしたい」と考えていることでしょう。
低金利の時に住宅ローンを利用すれば、返済負担を軽減することが可能です。
ここでは、マイホームをお得に購入するために、住宅ローン金利の重要性や動向について解説します。

目次
金利によって返済負担は大きく変わる
住宅ローンを利用する上で最も重要なポイントとなるのが金利です。
住宅ローンは借入金額が多く返済期間が長いので、わずかな金利差で返済負担が大きく変わります。
以下は、借入金額3,500万円で返済期間35年、固定金利、元利均等返済の場合のシミュレーションです。
・金利1.5%:毎月返済額107,164円 総返済額45,008,901円
・金利2.0%:毎月返済額115,941円 総返済額48,695,500円
・金利2.5%:毎月返済額125,123円 総返済額52,551,535円
金利が0.5%上がるだけで毎月約0.9万円、総返済額は約370万円、1.0%上がれば毎月約1.8万円、総返済額は約750万円も高くなります。
金利が低い時に住宅ローンを利用すれば、マイホームの購入負担を軽減することが可能です。
現在は超低金利時代
現在、住宅ローン金利は最低水準であるため、低金利の恩恵を受けられます。
住宅金融支援機構の「民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)」によれば、変動金利と固定金利の水準は以下の通りです。
・変動金利型:2.475%
・固定金利期間選択型(3年):3.000%
・固定金利期間選択型(10年):3.250%
※2020年10月時点
ここ30年で見ても非常に低い水準です。
優遇金利適用後、変動金利なら0.4〜0.5%前後、固定金利なら0.5〜0.6%前後で利用できる住宅ローンもあります。
既に低金利時代のため、これ以上金利が下がることは考えにくく、これから金利が上がる可能性の方が考えられます。
住宅ローンの返済負担を少しでも抑えたい場合は、金利が上がってしまう前にローンを組むことです。
まとめ
住宅ローン金利がわずかに上昇するだけで、100万円以上負担が増えます。
少しでも負担を抑えるには、金利が低い時にローンを組むことが重要です。
今は超低金利時代のため、今後は金利が上昇する可能性があります。
マイホームを検討している方は、住宅購入の前に無理なく返せるマイホーム予算を考えましょう。
監修:ファイナンシャルプランナー(FP) 高橋成壽
